20年ぶりの再会
昨晩は楽しかった。アメリカで働いていた頃の日本企業の仲間たちと20年ぶりに京都で会った。不思議なもので会って直ぐに20年のギャップなど吹き飛んでしまった。皆、アメリカで一番、暑いと言われるエリアで過ごしたことは連帯感を強めるようだ。夏場は40℃を超える地域なのだから・・・
当時、それぞれ異なる3社で働いていて、私以外の2人は大企業なので今も同じ会社。二人とも出世している。テレビに出た人もいた。
順にその後の経緯を話すとそれぞれに面白い人生を歩んでいる。彼らの会社は大きく、世界に拠点があるので今もあちこち出張しているとのこと。かなり差をつけられた感じがする。
最後に私の番が回ってきて話し始めた。まずは昨晩からかぶり始めたウィッグから話さざるを得なくなった。皆の目線が私の頭にあることに気づいたからだ。「実はウィッグです。」と、告白すると一斉に「ホー」と、声が上がった。「髪が増えてるからおかしいと思った」「似合ってる」「高いんでしょう?」・・・次々に質問が飛んでくる。
ウィッグを見る目を持つ人は少ないから助かる。私のウィッグは安いものだがほとんど人に数十万のウィッグに見えるようだ。この話題で一気に場が和んだのは事実。「〇〇さんらしいわ」で次の話題に移る。
つづく