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2014年7月20日 (日)

高速道路の高架下に家

19日にフィリピンから帰国。記憶が鮮明な内にフィリピンの事を書いておきたい。

ルソン島のマニラから北へ向かう高速道路の高架下に家が立ち並んでいた。当然、不法建築だが、野放し状態。何軒も連なって家があるし、生活感にあふれているのでかなりの期間、生活しているのは確実。雨漏りの心配はないが、騒音は我慢するしかない。

町から離れた通りを更に入り込むと低所得者たちの住居が立ち並んでいる。その中には戦後の焼け野原に、拾い集めた資材で小屋を建てて生活しているという表現に近い家もある。そこには洗濯物が干してあり、鶏を飼っている家もあるので定住していると分かる。家のすぐ横に小さな小屋があるのはトイレと思われる気の毒なほどにみじめだし、衛生上の問題もある。水道など無いのは想像できるが、電気は?

こんなに低いレベルの住居を見たショックは大きい。メキシコでも貧しい住居を見て来たが、ここまでの劣悪なものでは無かった。一部の役人たちが富を独占していることに怒りを覚える。こんな人たちにフィリピン行政の援助は有るのだろうか?この国の貧富の格差は私の想像をはるかに超えていたことを今頃、知ることになり複雑な気持ちにさせられた。

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