年寄りたちが群がる異様な光景
いわゆる「催眠商法」と呼ばれるやり方でビジネスをしている会社がある。近くの国道を走っていると1ケ所から高齢者たちが続々と出て来た。手には皆が袋を下げている。次の瞬間「はいはい教室だ」と分かった。
無料で色んなモノをくれるので日に日に人数が増えていく。食品、調味料、バッグ、シャンプー、ワイン・・・様々な配布品を集客用に会社側は用意している。「これが欲しい人は手を上げてください」と言うと、お年寄りたちは「はーい」と答えるように教えられる。拍手を求められるケースもあるようだ。ここから「はいはい教室」と呼ばれるようになった。こうして暗示をかけていくのだろう。
「明日はこの商品をあげますから、お友達を誘って来てくださいね」「はーい」 エサを見せ付けて参加者を増やしていくのだ。
高齢者や女性が多いので健康に関する話や漫才のようなことをして場を盛り上げる。スタッフは参加者を喜ばせることに注力する。決して何かを売りつけるような雰囲気は出さない。
最終的に大勢の参加者の中から高額な商品を買わされる人が出る。商品を買った人は騙されたとは思っていない人もいる。親切にされて喜んでいる人さえいる。昔の「豊田商事事件」を思い出してしまう。
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