狭山池で彼女に再会
狭山池を歩き始めて直ぐに前方の駐車場から女性が出て来て、私の20m前をさっそうと歩き出した。その後姿を見た瞬間「彼女だ」と分かった。歩くスピード、髪の長さ、体形、つばの長い帽子。9日前に初めて見た彼女に違いない。その時、1周を26分で歩いて新記録が出たのでしっかり覚えている。
今日のファッションも決まっている。彼女の歩くスピードは私と殆ど同じなので、今回は結果的に1周(2.85キロ)を彼女の後ろを歩いてしまい、ストーカー・ウォーキングになってしまった。言い訳として、追い越そうにも追い越せない。
歩きながら色んな事を考えた。歩く早さが同じなのでもし、どちらかが数分早く出発していたら、互いの距離は縮まることはないので出会うことはない。そんな我々が狭山池で出会う確率はかなり低いと言える。これは「愛」以外の何で説明ができるのだろう。まるで映画のような偶然ではないか。
映画ならストーリーが展開されるのだが現実は厳しかった。1周を歩き終えて彼女は駐車場に行くと思いきや、2周目に突入したのだった。私にはとてもじゃないが池を2周も歩く元気は無いのでコースから外れた。彼女は見る見る遠ざかって行く。
私は彼女に「狭山池子」と名付けた。今度、池子に会えるのはいつだろう。
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