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2012年1月18日 (水)

橋下市長 Vs. 山口教授を見て

510oqnfs7ql_sl500_aa300_1TVで橋下市長(42)がいつもの熱弁をふるっていたのでチャンネルと止めて見ていると、何と横に彼を批判している北海道大学の山口二郎教授(53)が座っているではないか。彼は橋下氏を批判する本も出版しているし、あちこちで橋下氏を名指し批判している。

凄い組み合わせが実現したものだと、得した気持ちでTVを見た。司会者の女性は2人に同等の話す機会を与えようとしていたが、それはかなわないまま橋下市長の独占を許す結果になった。

討論の内容はともかく、橋下市長の山口教授に対する言動はちょっとひど過ぎる。批判本を書かれた恨みつらみが積もって、その仕返しをしているようだった。しかも不特定多数が見るTVの前で見せしめのようにしたことは問題だ。相手の話をしっかり聞いた上での反論ならいいが、頭ごなしに相手を否定し、自分の主張を展開し続けた。もっと違った論法で攻める方法もあったはずだ。

橋下市長は「教授や評論家は本を読んで批判するだけで、世間知らずで現場知らず」と、バッサリ切り捨てて話を聞こうとしないのだ。かなり感情的になっているのが良く分かる。TVで見る方は大学教授が年下から突っ込まれたり、たじろぐ光景は面白い。批判本を出したのだから自業自得かもしれないが、子供のケンカに見える。

橋下市長のあの言動はTVと言う公共の場で取るべきものではないし、彼の醜い面を見た気がした。彼は既成政党を敵に回しながらも私は選挙に勝利した。市民が選んだのは私だと、おごっているようにも見える。スピード以外にも大切なことはある。若さゆえの言動と彼に逃げ場を与えていいのだろうか。大阪市長となった今は、それは許されない。

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