フェラーリ & やせ我慢
窓全開で16,7年前のメキシコの曲を音量ガンガンで聴きながら、ノリノリ気分で堺市内を走っていた。私の右側レーンをスポーカーが追い越して行った。一瞬でフェラーリと分かった。最高にカッコイイ。先の信号が赤になりフェラーリが先頭で止まる。その左横に私のフィットが滑り込むことになった。スピードを落としながら、ちらっと運転手を観察。その男は40歳前後のデブで助手席も男のようだ。フェラーリも窓を全開にしている。左ハンドルのフェラーリに乗る男と私との距離は1mほどしかない。
本当は隣のフェラーリが気になるのだが、あえて無視する作戦に出た。この連中はフェラーリを自慢したいに決まっている。周囲の視線を快感に感じているに違いない。そこで私は彼らが一番、嫌がるであろう「無視」することにした。やせ我慢だな~と自覚しながらスペイン語の音楽に夢中なそぶりを続けた。
赤信号で待つ間、音楽をかき消すようなフェラーリのエンジン音が響いてくる。こちらの音楽は完全に負けている。信号が青に変わるとフェラーリは狂ったように急発進した。先の信号に目をやるとまだ赤のままだ。「ざま~見ろ」と思いながらゆっくりとアクセルを踏む。
このブログを書いた後、中国道でフェラーリ8台が絡んだ事故が発生していたことを知りビックリ。中古でも1台が 1,000万円するのだから・・・事故総額は家が数軒、建つ額になるだろう。
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