親切な大阪のおばちゃん
2011年10月28日の地球滅亡は避けられた。私は生きている。早速、11月分の家賃を払わないといけない。次のXデーは2012年12月21日。
午後、3時過ぎ、急行電車内では普段と変わらない光景が続いていた。私学の制服を着た小学生の男の子が座席で眠っている。電車が駅に着いても起きない。その様子を向かいの席で見ていたおばちゃんが、立ち上がって男の子の足をつつくが起きない。
大阪のおばちゃんはあきらめずに、男の子が首から下げた定期券を裏返して下りる駅を確認しようとした。次の瞬間、男の子が目を覚ました。
「北野田やけど下りんでもええの?」と、おばちゃんが言う。男の子は寝ぼけた声で「〇〇まで」と、答えた。
「それやったらまだ先やな。寝てたら起こしてあげるわ」と、おばちゃん。何とも親切ではないか。微笑ましいシーンだ。
このチビは私学に通うくらいだから裕福な家庭に育っているのだろう。朝、パンにぬるのはマーガリンではなくバター。学校では外国人から英語も習っている。家に帰るとまずピアノを30分、練習。その後、家庭教師が来る。親のチビへの先行投資に彼は応えられるだろうか。
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