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2011年8月23日 (火)

殺人事件は減っている?

TVで連日のように殺人事件が報道されるから、「日本も物騒な国になった」と、思う人は多いはす。ところが、警察発表の殺人事件の発生件数が、ここ数年、以前に比べて減っているのだ。果たして本当なのだろうか。

警察発表による殺人事件は;
30年前: 2,000件(年間)
現在  :   1,400件(年間)

でも、そこにはトリックがある。警察が殺人事件と認定した事件が減っているだけなのだ。殺人事件と認識していない中に、事件で殺された人が入っている可能性はある。

その代表は変死者の数。1年間の変死体の数は13万件。 しかもその中の1万件以上に関しては、見た目に殺人事件の可能性がある遺体らしい。でも、警察の司法解剖は4%しか行われていない。

つまり見た目には疑わしくても、解剖されなかった死体は変死・病死として処理され、殺人の数字には出て来ない。

その他、自殺が年間3万人。行方不明者で届出が出ている物が年間10万件で、そのうち一割が完全な行方しれず。 そんな中にも、殺人事件の被害者が入っている可能性もある。

つまり、日本の安全神話は警察の数字のトリックで保たれている。それともう一点、指摘したいのは「TVでの報道の量と実際の数字は必ずしも比例しないこと」。マスコミの流す情報に左右される人は多いと思う。もし、マスコミが闇でコントロールされているとしたら、これ程、恐ろしいことはない。

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