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2011年3月20日 (日)

日本のリスク管理に問題あり

日本での生活は「何も起こらない」が前提となっている。島国で限られた民族、宗教、文化で言葉も1つなのだから、他国よりもはるかに安全だから仕方がない。結果的に温室国家となり、平和、安全ボケしてしまう。ゆえに「何も起こらない」が前提となって当たり前。

アメリカでの生活は違った。極論かもしれないが、「何かが起こる」「相手は信用できない」が前提の社会システム。それゆえに誰にでも理解できるマニュアルとシステムが用意されてある。
その理論は大プロジェクト構築の際にも活かされる。当然、日本人のプロたちも同様に考えるが、根本思想の深いところでの思考が外国人たちとは異なるので、危機設定基準は彼らの考えるものよりも、低く設定されることになる。

今回の原発事故への対応がゴテゴテなのもこれらが背景にあると思う。原発に関する日本の技術は世界トップレベルで、日本の技術無しでは新たな原発施設は出来ないほど。何も起きない環境下では技術が大きなウエイトを占めて評価されるが、事故が発生した場合はリスク管理能力が問われることになる。

人は勝手なもので、事故が起きると「そんな事を想定していなかったのか」と、平然と言い、責任を追及する。そこで初めて危機意識とリスク管理能力が問われ、日本の危機意識の低さが露呈する。

原発のような地球全体に影響を及ぼす施設には、世界中の英知を結集した技術と対策で臨む社会システムが必要。ところが今の社会システムでは夢物語でしかない。原発に囲まれた日本人は大きな爆弾を抱えて生活してことに気付かされた。

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