捕虜とPOW(Prisoner of War)
12月8日は真珠湾攻撃の日。アメリカにいた時に戦争捕虜の意識が日本と随分、異なることに少し驚いた。アメリカでは元戦争捕虜だった人達がバッジや勲章を付けてイベントに参加しているシーンをたまに見かける。彼らの態度は堂々としており、周囲から賞賛さえ受けている。
分かったことは捕虜になることも立派な戦闘行為とみなされること。捕虜の管理に相手の戦力が削がれるからだ。まして、脱走すればその捜索のために、相手に多大な打撃を与えることとなるから英雄となるらしい。
彼らは捕虜に対して正当な扱いを行ってきたから、捕虜になることを恐れていない。日本人の持つ捕虜のイメージとはかけ離れたものがあることを知った。日本では捕虜となることは恥ずべき事で、捕虜になる前に自決するように教えられた。理由の一つに日本人は捕虜に対して無茶苦茶なことをしてきたため、自分がその立場になることを極端に恐れたからだ。
写真は日本軍の攻撃で沈んだ戦艦アリゾナ号。今でも沈んだ船からオイルが海面に上がってくるシーンが心苦しい。ここに来てピースサインをして写真を撮るアホな日本人がいないことを祈る。
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