正しくお箸を使えない年配者
20才で初めてアメリカに行った1978年のこと。ホームステー先で私のお箸の使い方が正しくないとアメリカ人から指摘された。
確かに当時、私の箸の使い方は正しくないことは知っていたが物はつかめるし、不便は感じていなかった。でも、アメリカ人から指摘されたショックは大きかった。これでは日本の恥だと思い、直ぐに正しい使い方に改める努力をした。
ホストファミリーたちはぎこちないながらも正しい箸の使い方をしていた。直ぐに上達した私はホストファミリーたちに教えることができたので一件落着となった。
今日、外食した時、向かいのテーブルの60才を超えたと思える男性のお箸の使い方がおかしいのに気付いた。手が悪いのかもしれないが、中には高齢になってもお箸を正しく使えない人たちがいる。若い世代なら今時の~と、言いたいところだが戦前に生まれた世代にとんでもないお箸の使い方をする人がいるから、開いたマウスにハエが飛び込みそうだ。
この年齢になるまでお箸が正しく使えないのだから、これまで多くの場面で恥をかいてきたことだろう。それに自分の子供にお箸の使い方を教えられるはずも無い。一体、どんな言い訳をして子供の前で食事をしてきたのだろうか。今からでも遅くないから改めて欲しいものだ。Never too late to learn.
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