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2010年11月10日 (水)

建築家 メキシコでのぼやき

メキシコに建設する食品工場は現地の三井建設グループが担当した。メキシコの下請け、地元の孫受け会社や日雇い労働者を使って建設がスタート。サンディエゴから日本人技師も来て、常駐しながら工事が進められた。既にメキシコに3年程いる日本人技師と話をすれば、メキシコではなかなか自分の思うような建造物はできないと、ぼやいていた。要するに建物の完成度が低くなってしまうと言うことだ。妥協を続ける内に彼の意欲も削がれていくのは想像できる。彼は日本に帰って、いい仕事がしたいと本音を漏らした。立派な建物も細部や見えない箇所は荒っぽい所を私も数多く見てきた。メキシコシティーにある日航ホテルでさえ、同じことが言える。(これも三井グループが建設)立派な材料を使いながら完成度は高くない。メキシコに限らず海外で仕事をした経験のある人なら誰でも似通ったことを思うもの。それぞれに異なる価値観があるから、どこで線を引くかが重要。妥協を続ければ製品レベルは確実に下がる。そこに中国のように政治の要素が加わった大変さは私には想像できない。

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