無料回収所のしくみ
最近、あちこちの空き地に無料回収所が出来て家電品が無造作に置かれている。テレビや冷蔵庫などを処分する場合、リサイクル料が発生するが、自分でそこに持ち込めば無料で引き取ってくれる。通る度に家電品や自転車などの山が大きくなっていく。
この仕組みがなかなか見えてこない。調べてみると少し見えてきたのは、レアメタルが最大の目的のようだ。その他、鉄、リサイクル品、部品取りなど、専門の業者が細かく分類し、それぞれ販売される。
無料の理由は;
○廃棄物として集めるには廃棄物処理の許可が必要
●だから有価物として譲り受ければ許可は不要
○有料で集めるには古物商の免許が必要
●だから無料で集めれば免許は不要
○その後、免許を持つリサイクル業者に転売して収入を得る
これらが日本国内で正規なルート、方法で処理されればいいが、もし、東南アジアに渡り、民家の軒先や掘っ建て小屋で塩酸や硫酸をかけて基板の部品を溶かし、金やレアメタルを取り出しているとすれば大問題。有害な廃液は川や溝に垂れ流しに決まっている。処理中に発生する有毒ガスを吸い込んで健康被害も出るだろう。フィリピンでこの問題は既に発生している。
我々は知らないうちに環境汚染に手を貸していることになるのか。何かウラがあると思わざるを得ないビジネス。きっと一時的なものだろうが、近隣の人たちには迷惑な話。突然、空き地がゴミの山になり、二次的な問題が起きる危険性もある。それにこのままではリサイクル法が形無し。
佐賀新聞にも詳細が載っているのでこちらをどうぞ。
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