あえて訳あり商品を作るメーカー
知らなかった。メーカーが本来の商品を故意にこわして、流行の「訳あり商品」を作っているなんて。昨日のTVで見た辛子明太子工場で本来なら「1本もの」として高値で売れるはずの明太子の端を故意にちぎって「きれこ」として製造、販売している。
市場のニーズに合わせたビジネスだろうが、どこかすっきりしない。小手先の手法であり、こんな対応で経営が安定するとは思えない。そこの社長も疑問を感じながら本筋のビジネスに戻ろうとしていた。
本来、工場で出る端材品を「訳あり商品」として市場を作ったことは意義がある。でも、意図的に訳あり商品を作ろうとした時点で、誤った方向に行くことになる。一時的には売り上げが上がっても、根本的な問題解決の先送りとなるだけ。
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