世の中には信じていたことがウソだったりする。
1、ネズミはチーズが好物・・・ウソ
コメ、食パン、キャベツ、牛肉、りんごなどとチーズを並べたところ、ネズミはコメ、食パンを好んだ。5匹放ってもチーズにはいかなかった。ネズミは穀物が好きで、むしろチーズは嫌い。穴あきチーズをネズミがかじったと勘違いされた。 それがトムとジェリーなどアニメで描写されて勘違いが広まった。
2、年を取ると筋肉痛は2日後にくる・・・ウソ
年齢に関わらず激しい運動をすればすぐ筋肉痛になる。激しくない運動だと筋肉痛は遅れる。 年を取ると激しい運動が少なくなるので、筋肉痛自体が遅れてくると誤解されている。
3、ゴボウはアク抜きをしたほうが良い・・・ウソ
アク抜きをしても味覚テスターで計測すると苦味は変わらない。そもそもゴボウにアク(シュウ酸)はほとんど含まれていない。酢水につけて出る茶色い水はポリフェノール。むしろ抜かないほうが良い。
4、寝つきが悪いときは羊の数を数えて寝ると良い・・・本当
羊を数えるのは、仕事や人間関係のことなど余計なことを考えないようにするため。単調な作業で脳の活動が低下し眠りやすくなる。単純なことをすればよいので、数えるのは犬でも猫でも良い。SheepとSleepが似ているから羊を数えるのが広まったといわれる。
5、酢めしは扇ぎながら混ぜると良い・・・ウソ
プロのすし屋は、混ぜた後に扇ぐ。扇ぎながら混ぜると酢がご飯に十分しみこまない。ご飯が温かいほうが酢はしみこむ。その後、扇げば水分が飛んでご飯がべとつかなくなる。
5、ピラニアは人を襲う・・・ウソ
ピラニアは臆病な魚。小動物は食べるが、人間など大きな動物は襲わない。アマゾンでは子供が泳いでも襲われない。「緑の魔境」というドキュメンタリー映画で、傷つけた一頭の牛をピラニアが食べつくして骨にしてしまったので、人間も襲うという勘違いが広まったと考えられる。血を流した傷ついた動物であれば襲うことはある。